僕と健康診断と糖尿病発覚　-コーラは間食らしい-

2021年5月21日2021年6月7日

派遣デスクワーカーから正社員登用に潜り込んだ今年。
入社時提出書類の中に「健康診断結果」の文字が紛れ込む。

健康診断…5年以上前に最後に受けたときは血液検査もなく、胸部レントゲンと問診だけで終わり、「これは何か意味があるのだろうか…」と思っただけで終わっていた。
献血でGA値がかなり高かったし、喉の渇きや泡立つ頻尿などの押し寄せる自覚症状が確定事項に書き換わるのがイヤでかなり行きたくない。

結局2か月ほど問題を先送りし、しらばっくれていたところで総務より直接のご連絡。
「健康診断の結果が届いてないでーす」
全てを諦め、Google先生に聞いた一番近い病院で、ロクに評判も確認せず予約。どうせ評判なんて当てにならない。
検査前日、どうしても粉モノが食べたくなり、たこ焼き12個入りチーズトッピングとお好み焼きを相方と二人で貪り食う。
明日の朝は食べられないんだからお腹いっぱいにしたいし。ね。

翌朝、僕の気分を映すかのような小雨がそぼ降る中病院へ。
年の割にはキレイに見える看護師さんに促され検尿⇒各種検査。
服を着こんだままの体重測定に納得がいかず、あまりにぼやけるランドルト環に辟易。一通りの検査を終了し問診へ。

「尿に糖が出ちゃってるんだよね」

でしょうなぁ。
「とりあえず検査結果見て決めましょう。2週間後以降ににまた来てください」
検査料1万円ちょっとを支払帰宅。

予約する病院ではなかったので、2週間後は佐野へ行き、八竹の佐野ラーメンを白米と一緒に流し込む。何度食べてもおいしい。
翌週、死刑宣告を聞きに病院へ。
キレイだった看護師さんは、もうどの人かわからない。相変わらず空いている院内に軽く不信感を抱きながら待つ。

「血糖値300超えちゃってるねぇ。糖尿病です。」
「ですよねぇ。」
「治療どうする？ウチでやります？」
「お願いします。」
「お酒とか飲む？」
「飲まないです」
「お菓子とかは」
「毎日食べます。」
「そっか、じゃあこれから間食禁止で！」
「…はい。あ、コーラは間食ですか？？？」
「間食です（苦笑）。じゃあお薬出すので、2週間後にまた来てください」

まぁ、コーラはダメだろう。
なに言ってんだ僕。

同ビル内の薬局に行き、2週間分の薬を頂戴する。
2千円。思ったより安い。

いつも立ち止まる多数の自動販売機を横目で見ながら歩く帰り道。
通勤時毎日飲んでいたジョージアエメラルドマウンテンも、ゼロは認めないコカ・コーラも、自転車や歩き回って疲れた時の味方だったリアルゴールドも、気分転換に飲んでいたがぶ飲みメロンソーダも、たまの浮気がたまらないと飲んでいたペプシコーラもFIREともお別れ…。
駅前のスーパーの前で大好物のチョコフレークに思いを馳せ、セブンイレブンを通り過ぎながらチーズ味のカリカリコーンを頭に浮かべる。

さようなら。僕の糖分たち。