僕と糖尿病と脂身　-肉は白い部分が本体です-

2021年5月27日2021年6月7日

お肉好きですか？
僕は好きです。大好きです。白米と同じぐらい愛してます。

20代後半ごろ、朝ごはんにカツ丼を食べた話をした際、ガリガリの同僚から
「朝からなんでそんなもの食べられるの？聞いているだけで胃が気持ち悪くなる」
と言われ、不思議な気持ちになったことがあります。

「朝昼晩で食べられる物が変化する人が、この世には存在するのね」
と、この世の心理をまた一つ知ってしまいました。

ネットを見ていても、
「年取るとカルビがきつくなる。ロースこそ最高」
「脂が受け付けない…赤身肉数枚で限界」
なんて声があふれています。

なにを言っているかさっぱりわからない。

どうやら早い人で30歳前後からきつくなってくるようです。
40代になって久しくなりましたが、いまだ兆候はかけらも見えません。
スーパーで肉を買う時も、脂身の多い物を選定。
焼肉に行ったって、食べ放題だってロースは頼まず、カルビカルビハラミカルビ。
もちろんボンジリだって大好きだ。

六本木で働いていたときは、六本木交差点にある漢陽という焼肉屋で、中カルビジャンボに大盛ご飯3杯のお昼ごはんが最強でした。

お高い霜降りカルビなんて口に入れるととろけますよね。
つまり飲み物です。
飲み物なら食事とは別枠なので、いくらでも腹に収まります。
まぁ、実際は財布の都合で大量には収まりませんが。

白菜と豚バラのミルフィーユ鍋を作成しても、ただでさえ脂身の多い豚バラの、さらに脂身の多い部分を購入して作るので、肉が消えます。
豚肉味の白菜煮が誕生します。
冷めると、アイススケートでもできそうな白い層が発生します。

豚の角煮だって脂身が本体です。
一応下茹ではしますが、うっすら涙を浮かべながら惜別の思いで茹で汁とさようならをします（一部再利用）。
箸を入れるとモーセのごとく割れる脂身。たまりません。
一時期、鶏皮を炒めてチー油作りにはまりましたが、めんどうなのでやらなくなりました。どっかで販売してくれればいいのに。

甘くて柔らかい物が是とされる世の中で、脂身が忌避される意味がわかりません。

焼肉屋で最初に出される牛脂を美味しく頂いたら物凄い顔で見られました。
牛脂、おいしいですよね？