僕と糖尿病と喉の渇きと頻尿　-外に出ればいつでも東京砂漠-

2021年5月20日2021年6月7日

健康診断で血糖値300以上をたたき出した僕です。
いい数字出したのなんて、中学校時代の北辰テスト以来だなぁ。

さて、血糖値300とは、ある日いきなり爆上がりしたわけではなく、ちゃんと健康診断を受けていれば、青に近い黄色信号から、限りなく赤い黄色信号まで様々な数値を見ることが出来たのだと思われます。
10年ぐらい健康診断とは無縁の生活をしていたので致し方ない。
※健康診断を受けていても、ほぼ同じ曲線で数値が上がり続けた自信もあることだし…。

実際、5年ほど前から様々な自覚症状があり、その中でも特につらかったのが喉の渇き。
飲んでも飲んでも喉が潤わない。
お腹タプンタプンでもまだ飲みたい…。

異常な喉の渇き

とにかく飲み続ける毎日

元々、水分はかなり取る方だったが、ある時期から異常に喉が渇くようになった。
朝起きて、400mlほどのマグカップのお茶を飲み干し、朝ごはんを食べながら麦茶を同マグカップで2杯。通勤時に500mlの炭酸水とジョージアエメラルドマウンテンを飲み、仕事中に炭酸水を2本コーラ1本カルピス1本、無糖コーヒーを最低1本。状況によりモンスターエナジーを1本、帰宅しながら1本お茶と350mlのコーラを飲み、家に帰ったらとりあえずお茶を1杯、夕飯を食べながら2杯、寝るまでに2杯飲み、就寝中も喉が渇くのでマグカップになみなみと注いだ麦茶をスタンバイ。

わかりづらいな。
お茶：4100ml
炭酸水：1500ml
無糖コーヒー：500ml
ジュース系：1440ml
を最低限飲んでた。

大型の哺乳類かなにかかな？？

まずね、お金が大変なのよ。とっても。
幸い（？）会社の冷蔵庫に炭酸やコーラ等はフリードリンクとして置いてあったので助かっていたのだが、それ以外でも1日500円前後は飲料代として消えて行く毎日…。
タバコも吸うので、何もしなくても毎日消える千円札。

コーラが大好きで、毎日最低1本飲まないと生きていけないが、飲むと喉が渇くのでお茶とセットで購入。
コーヒーも仕事には必須なので、デスクの上は常に3-4本の飲料が並ぶ始末。

休みの日の外出は常に自動販売機を探し、パチンコにでも行こうものなら、30分に1本はジュース系を購入。
月2万ぐらいは液体に捧げていたのではなかろうか。

お酒を飲まない生活習慣で本当によかった…。

飲めば出る

当たり前の話だが、飲んだ水分は出さなければならない。
これが尋常じゃない回数になる。

突然MAXになる尿意

起きている時で1時間に1回。
寝ているときでも2時間に1回はトイレのお世話になる。
また、この尿意がとんでもない垂直立ち上げをしてくれる。

「トイレ行きたいなぁ」
と思ったら吉日。今すぐ駆け込みたいのである。
猶予時間は5分ほど。
5分を超える場合、己の肉体とひっ迫した交渉を続けることになる。

仕事中はなんとか

仕事中でもこまめに離席。
打ち合わせ中は必死に我慢。でも1時間半で限界。
1時間半だとまぁまぁ離席しても許される感じ。

急な来客や、打ち合わせ後に上司とサシで打ち合わせとか勘弁してほしい。

映画館が鬼門

これが辛い。
喉の渇きに耐え、上映前は極力水分を取らないように。
でも渇きが辛いので、口の中が湿るようにほんの少しだけ水分補給。
2時間後には膀胱がカーニヴァル状態。
エンドロールをもじもじしながら見続け、エンドロール後にワンシーンあった日には悶絶。
内股で膝をこすり合わせるように早歩きしながらトイレへ。
もうCMが終わって本編始まるころから、トイレをガマンしきれるか心配で仕方がない。
※行きたくなるのは確定している。
席は必ず端っこを予約するようになった…。

睡眠時無尿症候群になりたい

尿意は睡眠時も容赦なく訪れる。
だいたい2時間に1回。
もう覚えている夢は全て水関係。
目が覚めると、タバコに火をつける余裕も頂けないほどの激しい尿意。
トイレにかけこみ、戻ってきて水分補給をし、再度眠りにつく。

授乳かってぐらい起きる。
したことないけど。

数年そんな生活だったので、トイレ後の入眠は早かった。
たまに失敗すると、2時に目が覚めて明け方まで寝れないが…。

水分に振り回される日常

そんなわけで、家では麦茶を作り続け、外に出れば自販機を探し、トイレの使用しやすい施設を把握。
映画館や電車で絶望感を味わい、夜はゆっくり眠れない。

なんでこんな生活を続けていて、病院に行くという選択肢が出なかったのだろう？？
慣れって怖いね！！

あ、飛行機が一番つらかったかも。通路に出ずらいし、出られない時間帯多いし。
深夜バスという選択肢は消え去っていましたな。